★NEC 初代A-10メンテナンスで音蘇る、更にチューンナップ 卸売

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商品情報

 NECの初代A-10を出品します。A-10シリーズは音質的に好きなアンプで、過去にタイプⅡ、タイプⅢ、タイプⅣ X、A-11を合わせておよそ500台出品しています。初代A-10の出品は、60台目になります。 今回出品のA-10は、(通電のみ確認)出力未確認のジャンクとして入手した物です。確認の結果は、各スイッチや各ボリュームにガリや接触不良がある状態で、他に、フラットアンプ+電源が故障していました。原因は、トランジスターの不良によるものでした。現在は、不良部品の交換で直っています。接触不良やガリについてもメンテナンスすることで直っています。現在は快調に動作します。過去の経験から、故障しやすい箇所の部品は、故障予防の為、部品を新品に交換してあります。また、長く安心してお使い頂ける様に整備してあります。外観は、でありますから多少は傷みもありますが、今まで見てきた初代A-10の中ではまあまあだと思います。
  私はA-10シリーズの音が好きですが、その中でも(希少価値と言うだけでなく)初代A-10の音色に惹かれるモノを感じています(初代A-10の良さは、MCヘッドアンプを含めイコライザーアンプも良く出来ておりレコードファンにお勧めです)。多分、(オリジナルの初代A-10は)音質的なバランスは、非常に個性的な音がして、シリーズの中では最低?かも知れませんが、しかし、タイプⅡ以降にはない何かをその音から感じるのです。また、(初代A-10は)プリメインアンプのとしての造りの面でも、他に例を見ない独創性(独創的な技術)はメカ的にも大変興味があり、未完?の部分もありますが、(個人的には)非常にユニークなプリメインアンプだと思っています。アンプには、いつの時代も新技術を謳っています。私が見てきた新技術で音質向上に貢献していると感じる画期的な新技術は、(技術屋さんには失礼ですが)それ程無いと思っています。しかし、初代A-10が採用している(タイプⅡ以降とは異なる)電源部の独創的な技術は、個性的なA-10の音を造り出している源のであると思っています。
 だた、音質は、(初代A-10は赤字で数百台で生産を打ち切ったと言われていますが、量産試作の段階で生産打ち切りになったのか?音質的(音のまとまり)にはこなれていない印象を受けます)ノーマルの初代A-10は中高音域集中型のバランスで低音域は引き締まり、高音域はメタリックな印象が強く、初代A-10の持つ強烈な個性は(個人的には、決して最良のバランスとは思っていません)オールラウンドタイプではなく、好みの別れる音だと思います。それらの傾向はクラシックなどには絶対に向かない音だと思います。タイプⅡ以降のA-10シリーズの方が聞きやすさという点では、バランスは取れていると思います。しかし、初代A-10の荒削りながらA-10の発する音楽のエネルギー感を感じさせる音と独創的で手の込んだ造りの良さは(他のA-10には無い)可能性のようなものを感じさせます。 初代A-10らしさ(個性)を残しながらも、私の好みを反映した音に音質を調整しています。ノーマルよりもバランスが取れより自然で聴きやすい音である思っています。
 タイプⅡ以降のA-10がリザーブⅡ型の電源になってリザーブ電源が(バッテリーに近いAC電源の隙間を(リザーブ電源で90°位相をずらすし供給する)埋める方式から元電源に予備電源を重ねたような<二段重ね>方式に)簡素化され、また、(初代A-10ではMCヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプ、メインアンプなど)各アンプ毎に用意されていたシャントレギュレーターも簡素化された物がイコライザーアンプに付いているだけで、(MCヘッドアンプを省略し、タイプⅡのMC対応もコストのかかるヘッドアンプではなく、スイッチでイコライザの増幅度を変えているだけの簡易式です)イコライザーアンプやフラットアンプをIC化してコストダウン、クオリティーダウンして(CD再生中心の)パワーアンプに力を注いだ(MCヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプ、パワーアンプと全てが本格的な内容の初代に比べオマケ?的内容で、後にA-10Xのようなボリューム付きパワーアンプ的?な進化?(退化?)したのに対し、初期型は、MCヘッドアンプから(イコライザーアンプ、フラットアンプ)メインアンプまで(計4つのアンプ)全てトランジスターで組んであり全てに(A級アンプの様な発熱の大きな)シャント型レギュレーターが付いています。この電源への拘りがA-10の最も大きな特徴だと思います。しかし、利益を出さなければならない企業にとって、タイプⅡ以降のモデルチェンジは、必然と言えます。
 写真の説明をします。写真2左上は、メンテナンス、チューニング、電源電圧、アイドリングとDCオフセット再調整を終えて組み上げ途中のものです。アンプ基板上の電解コンデンサーは新しい物に交換します。右上は、ボリューム基板です。各ボリュームや切替スイッチはメンテナンスしてあります。左下は、部品交換時に取り外した(一部の)部品です。右下は、下側は外したリレーで上側の3個が取り付けた新しいリレーです。
 写真3左上は、上がフラットアンプ基板で下がイコライザーアンプ基板です。写真はパーツの交換やメンテナンスを終えた物です。基板上の電解コンデンサーを全て新しい物に入れ替えて、(各アンプは)電源電圧、DCオフセットも再調整してありますので安心してお使い頂けます。右上は、イコライザーアンプとフラットアンプ基板の裏(半田)面です。今回の物は比較的半田クラックは少なかったですが、それでも高温部分は一部クラック気味がありました。A-10シリーズは全て半田が薄いので、今後の故障予防のために全面半田修正(補強)してあります。A-10は、再半田無しにそのまま使い続けると(高温になる為)半田クラックが必ず出来るので予防も兼ねて全て再半田します。左下は、整備を完了したメインアンプのドライブ基板です。電解コンデンサーは全数交換してあります。メインアンプの電源電圧やアイドリングは再調整済みです。右下は、メインアンプのドライブ基板裏(半田)面です。メインドライブ基板も同様、全体的に半田の載りが薄く、元々半田クラックしやすいものですが、予防を兼ねて全面再半田(半田補強)してありますので、(写真はありませんが、MCヘッドアンプ基板も電解コンデンサー交換と再半田をしてあります)半田クラックが故障原因になり安いA-10ですが、これらの作業で今後も安心してお使い頂けます。私のメンテナンスに関する考えは、http://www.msin.co.jp/bandai/amp.htmlの中にご紹介しております。興味のある方は、ご覧下さい。
 私共の出品します商品は、外観、内部の傷み、動作状況、音質などを総合的に判断し、自己評価ながらトータルの商品価値を出品価格に反映させているつもりです。なお、この商品は、落札金額の他に、送料と振込手数料を落札者様にご負担頂きます。それ以外の費用は掛かりません。オークション終了間際のご質問にはお応え出来ない場合が御座います。ご質問は、余裕を持ってお願いいたします。整備品につき、商品到着後、3ヶ月の動作保証(保証範囲は、通常の使用による故障で出力端子のショート事故などお客様の不注意による故障は有償になります。また、保証期間中の修理代は無料ですが送料はご負担頂きます)を致します。音が出ないなどの重大な問題が発生した場合は、修理にて対応させて頂きますが、外観など、それ以外の些細なクレームにはお応え出来ません。(もし、不明な点がございましたら質問欄を利用してお問い合せ下さい)私共の出品致しますA-10は、(保証期間後でも有償対応)万一故障した場合でも修理対応が出来ますので、安心してお使い頂けます。
 また新規(取引評価ゼロ)の方の入札は入札妨害防止の為、申し訳ありませんが受け付けません。新規でご希望の方は、入札前に質問欄よりご連絡下さい。許可無く入札があった場合には、無条件に削除又は落札者の都合でキャンセル致します。ご協力宜しくお願い致します。    初代A-10の取説をコピーですが添付致します。

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