【商品説明】
個人が製作した不具合のある6BM8三結・全段差動メインアンプを本オークションで購入して、当方が修理をしました。
一度 6BM8 系の三結・全段差動アンプの音を聴いてみたかったので、購入に至りました。
音質も確認でき、新たに手持ちのぺるけさんのオリジナルシャーシと新品トランスで作成することにしましたので、本アンプは売却することになりました。
このアンプの電源部は、Sicショットキーバリアダイオード（1200V5AのPCDP05120G1）を使った整流を行い、ハム対策として半導体式（2SK3767）のリップルフィルターが付いています。(写真7参照)

見た目がよくないので、この点をご理解いただける方のみ入札ください。


当方が入手後に変更した箇所は以下の通りです。
・不具合配線の修理(数か所のはんだ不良の修正)
・新品の真空管で音を確かめたかったので、手元にあった新品の11BM8が利用できるようにヒータ回路配線を変更しました。
5.0V + 6.3V の配線で、実測で 12.6V程度あったので、11BM8のヒーター指定電圧である 10.7Vになるように0.47Ω/3Wの抵抗を入れてあります。（写真5の白いセメント抵抗も右下の緑の抵抗）
ヒータ配線の変更で6BM8仕様に戻すことも可能です。
・初段のプレート電圧の電解コンデンサーに並列でAudynCap製0.1uF/400Vのフイルムコンデンサを並列に追加しました。(写真6参照)
(個人的な感想では、音がよくなった気がします。)


【商品構成】
・アンプ本体
・新品の11BM8(5組10本) （写真8参照） ←替えの真空管が複数付属するので安心して使えると思います。
・電源コード
・回路図(写真9参照)、DCバランス調整の解説書コピー


【利用前の調整について】
シャーシ上面ツマミと、ミノ虫クリップの赤と黄色テストリードは、出力管のプレート電流DCバランス調整用に使用します。

本アンプの利用には、電圧を計測するテスターが必要です。
付属の真空管には、バイアス特性が近い(完全一致ではありません)真空管に①、②、③、④、⑤のマークを付けた各2本の合計10本が付属します。

調整例として、
・アンプの電源をOFFにして、同じマークがついたの2本をアンプのL-Ch用の正面から見て左側の2本の真空管ソケットにさします。
・正面から見て左側のミノムシクリップにテスターを接続し、DC電圧モードで電圧を計測します。
・アンプの電源をONにして、テスターを監視します。真空管のヒータが熱せられると30秒ほどでテスターに電圧が表示されます。
・真空管の前部にある黒いつまみを左右に回して、電圧が0Vになるようにします。(写真10参照)
・電圧が0V近くにならない場合はアンプの電源をOFFにして、真空管が冷えるのをまって、その組合せで左右で交換して同様に調整します。
・同様にR-Chでも調整してください。
・アンプ部品のバラツキで、L-Chで調整できなかった組合せがR-Chで調整できる場合もあります。

※重要事項
ミノムシクリップの先端がアンプのシャーシに触れるとアンプが故障などの事故が発生する場合も考えられます。
上記調整後にミノムシクリップの先端をテープ等を張るなどして、必ず絶縁してください。


詳細は回路図と解説書をご覧下さい。

以下は本オークションでの購入時の情報からの引用で、使用されているトランスの情報です。
春日無線変圧器オリジナル電源トランス KmB240F
1次側 0V-100V-110V
2次側 0V-230V-260V AC 120mA DC 75mA
0V-230V-260V AC 120mA DC 75mA
0V-5.0V-6.3V AC 3.0A
0V-6.3V AC 3.0A

東栄変成器 P-P用出力トランス [OPT-10PR-8K]
8kΩ：4-8
Ω 出力10Ｗ/100Hz
1次許容量ＤＣ電流 片側70mA
1次巻線抵抗 374Ω±5％（20℃）
＝適応真空管＝
71A・45・6F6・6V6・6WG8
6AQ5・6BQ5(3結)・その他

●以下のことをご了承いただける方のみご入札をお願い致します。
・商品は文字のカスレ、汚れや傷などがあることをご了解いただける方
・利用方法等をご理解されている方。調整方法等で質問されても困ります。
・ノークレーム・ノーリターンをご了解いただける方
・落札翌日までに