京都国立近代美術館が収蔵する、1966年購入の
氷見晃堂作桐八稜盆。

1966年の日本伝統工芸展には2作が出品されて
いますが、桐八稜盆については同美術館からの
買上げを前提に製作されたと思われます。

氷見は同じ型を仕上げてから製作に臨んだと言
われ、本作も共木を以て製作しているようです。
図録の「人間国宝シリーズ33氷見晃堂」では、
共木の桐造短冊盆を確認する事が出来ます。

1970年には重要無形文化財「木工芸」保持者
（人間国宝）に認定されており、その頃の作風
を伺い知れる貴重な作品ではないでしょうか。

この機会にご検討頂けますよう、
よろしくお願い致します。

サイズ
幅41cm
奥行31cm
高さ4cm（2023年 4月 8日 21時 40分 追加）追記
京都国立近代美術館のデータベースから、
収蔵品は1967年4月4日〜30日開催の展示会
「近代日本の絵画（日本画）と工芸」にて
展示されていた事が判明しました。