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これまで出品していましたが、写真の写りが暗いように思い、自然光下で撮り直してみました。
弓の雰囲気がより正確に伝わりますと幸いです。
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◆弓のご紹介

・重さ60.0㌘
・全長73.8㌢ ※ボタン込
・バランスポイント フェルールから18.5㌢付近

・スティック：おそらくフェルナンブーコ(念のため、素材感が伝わりやすいように写真も撮りました、気になさる方はくまなくご覧ください)
・角弓・チップ：銀
・巻き線：銀線 ・巻革:おそらくオーストリッチ・フロッグ：黒檀・ボタン・フェルール等：洋銀かシルバーか判別できませんでした



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芯があってどっしりと構えてくれる、ブレない弓といったらよいでしょうか。
非常に端正な角弓です。
細身ですがよく詰まった材料のため、またチップが銀のため程よい重みを感じます。できるだけ正確にお伝えすべく弓を片手に感触を確かめながら書いていますが、
弓元から先までの一体感を強く感じさせてくれ、長さより短く感じどの部分で操作をしても均一な弾き心地を持っています。

軽すぎる弓だと操作により神経を使ってしまう、という向きの方には特におすすめだと思います。かといって、重すぎず、硬すぎず、贅肉の少ない引き締まったキャラクターを持つ弓、そんなイメージです。

銘弓と述べてよいのではないか、と思っています。

おそらくノースタンプ、ですが銀チップ、ヘッドの形状、材料、弾き心地.......... Hill系等のイギリスボウの佇まいが近いかと思います。（今回巻きを新しくしていただいたのですが、もとはクジラのイミテーションと柔らかく分厚めのサムグリップが巻かれており、このあたりも限られた経験ですがイギリスボウに多く見られるように思い、出自の何かを連想させるものでした。）
過去に2本イギリスボウを所有したことがあり、Malcolm M. Taylorは長い間メインボウでした。予算的に及ばなかったフレンチボウに替わる選択肢の一つとして選んでいたのですが........より華やかなフレンチボウの音色に対し、気高く質実剛健でありながら一抹のウイットをさりげなく薫らせるイギリスボウ..........。
性能を国籍で決めてしまうことは選択肢を狭めることになるかとは思いますが、楽器も弓も不思議とお国柄というか雰囲気や音色に不思議と作用するのかな…という印象はあり、この弓も思い込みなのかどうなのか、フレンチやジャーマンにはないような色を持っているように感じます。

価格について参考までに。当弓は銘も鑑定書もなくこのような価格設定とさせていただきました。とはいえ書きましたようによい性能と佇まいを備え、状態も良く、前に所有していたイギリスボウなどよりパワーも備えていますのでお値打ちとお感じになって頂けるものと思います。最終的な価格設定はオークションが終了し再出品するたびに悩んでしまいます。Bow(弓)もやはり生き物で、弾く度に新しい発見があったりするものでふさわしい価格に近づけるのは難しいと感じます。


小傷はありますが、大きなダメージ・修理痕もなく健康的、反りぬけや不要な曲がりもなく強い弓です。フロッグ、スクリュー動作もとてもスムーズです。いわゆる新品ではないですが経年の割に綺麗だと思います。
毛替えも数ヶ月前に行いそこまで弾いていないです。



試奏していただけないので、できるだけ正確にお伝えしたいと思いながら力不足を感じています。
特に出自の考察については主観が多いに入っていることをお許し願いながら、端正で無駄のないシャープな音・音楽づくりに向いている弓としてご検討願えましたら幸いです。





◆◆◆試奏動画◆◆◆
弓の反応や音の傾向などを推し量って頂くのに参考になさって頂けますと幸いです。
下記リンクよりご覧下さいませ。

https://youtu.be/hq5v40npAog



◆追加動画

https://youtu.be/b8fiDPRrAUU

当弓と他の弓を弾き比べています。

１本目は出品していない「コシの抜けた弓」
２本目は他出品物
３本目が当弓です（動画4’10あたりから）




■返品について
この弓はすぐに弾ける状態ですが
試奏無しでの受け渡しの為、受け取られてどうしても自分に合わないという場合は 到着後2日以内にご連絡いただき発送時と同じ状態でご返送頂ければ、落札価格の10%と送料、返送料はご負担頂き返金致します。

※返品は当事者同士で行わなければならず双方にとって大きな負担となり、落札価格から10%はヤフオク側にお支払いする為、イタズラ等はお控えいただきたく、この条件にて返品を承ります。
とはいえ良い弓であるとの自負がありますので、もしある方に合わないとしてもほかにぴったり合う方がいらっしゃるであろうとの確信のもとに真に必要な方にお渡しできることを願って返品にご対応しています。弓の性能やキャラクターに関しては客観的にお伝えすべく努めてはいますが、どうしても主観的になることは否めませんので万が一の場合を想定しております。

このように書いていても、万が一の場合実際に返品対応が行われるだろうか？といぶかる方もいらっしゃるかと思います。実際に過去に一度、返品のご対応をさせていただいています。条件としては全く上記の通りでした。返品理由としては「現在使用している弓とタイプ・キャラクターの違う弓を探していたが、購入した弓は悪い弓ではないが愛用の弓と似ており、それをさらに優しくしたような弾き心地だ」と仰せでした。本格的に演奏を楽しんでいらっしゃる方のようでして、非常に詳細に弓に対してのイメージをお持ちでいらっしゃいました。
やはり試奏できないのは大きなハンディです。試奏ありきはある意味鉄則だと思っています。ただ、これまでの経験上、試奏にも『自分にとって必要な』弓を選び損ねる危険をはらんでいる、と感じています。「良い弓」より’自分にとって都合の良い弓’を選んでしまいかねないのです。弾いていて気持ちがよい、それはそれでもちろんよいと思うのですが.........。
賭けの要素は強いですが、拙い写真や文章ではありますがご自身のイメージと近いものであればご検討くださいませ。万が一の場合は返品いただけるという保証のもとに、店頭よりお手頃にお手にしていただけるメリットを楽しんでいただけますと幸いです。